総合問題
介護福祉士「夕暮れ症候群」の問題
【事例】Aさん(82歳・女性)は中等度のアルツハイマー型認知症があり、介護老人福祉施設で暮らしている。夕方になると『家に帰ります』と荷物をまとめて玄関へ向かい、落ち着かなくなることが続いている。日中は穏やかで、昔は和裁を仕事にしていた。 夕方に落ち着かなくなるAさんへの対応として、最も適切なものは次のうちどれか。
1『家はもうない』と事実を告げ、帰れないことを繰り返し説明して諦めてもらう。
2不安な気持ちを受け止めて声をかけ、なじみの和裁など安心できる活動に誘う。
3玄関に鍵をかけて出られないようにし、落ち着くまで居室で一人にして待つ。
4荷物を取り上げて『帰れません』と強い口調で制止し、行動をやめさせる。
5『あとで送ります』と毎回その場しのぎの嘘を重ね、話をそらし続ける。
正解
2.不安な気持ちを受け止めて声をかけ、なじみの和裁など安心できる活動に誘う。
帰宅願望の背景にある不安や落ち着かなさを受容し、本人の生活歴に根ざした活動へ誘うことで安心が得られBPSDが和らぐ。
?選択肢ごとの解説
1 ×事実を突きつける説得は不安を強め、かえって混乱を招く。
2 ○帰宅願望の背景にある不安や落ち着かなさを受容し、本人の生活歴に根ざした活動へ誘うことで安心が得られBPSDが和らぐ。
3 ×閉じ込めて一人にする対応は不安を放置し、尊厳にも反する。
4 ×取り上げや強い制止は自尊心を傷つけ、興奮を強める。
5 ×その場しのぎの嘘を重ねるのは信頼を損ない、根本の不安に応えていない。
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