介護福祉士
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用語集
用語集
介護福祉士 の重要用語
試験で問われる117の重要用語を、意味・試験での問われ方・覚え方つきで整理しました。「〇〇とは?」がすぐ分かります。
意思確認なき判断の押付け
1語
パターナリズム
→
パターナリズム(父権主義)は、本人のためという理由で援助者が本人の意思を確かめず自らの判断を優先し、行動を制限することである。
憲法の生存権規定
1語
憲法第25条
→
日本国憲法第25条第1項は「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と定め、第2項で国の社会保障向上の責務を規定する。
本来の力を引き出す支援観
1語
エンパワメント
→
エンパワメントは利用者が本来もっている力や強み(ストレングス)に着目し、それを引き出して自ら課題を解決し主体的に生活を営めるよう支援する考え…
権利擁護の代弁機能
1語
アドボカシー
→
本人が自分の思いを十分に表せないときに、その意向をくみ取り代弁して権利を守ることをアドボカシー(権利擁護)という。
財産管理を支える法制度
1語
成年後見制度
→
成年後見制度は、認知症や知的・精神障害などで判断能力が不十分な人に代わり、後見人等が財産管理や契約などの法律行為を支援し、本人の権利と尊厳を…
身体拘束の三要件
1語
切迫性・非代替性・一時性
→
身体拘束は原則禁止だが、切迫性・非代替性・一時性の三要件をすべて満たす緊急やむを得ない場合に限り例外的に許される。
信頼関係の形成
1語
ラポール
→
ラポールは、相手に関心を寄せて話を聴き、約束を守り、一貫した誠実な態度を重ねる中で少しずつ形成される、援助の前提となる信頼の関係である。
傾聴の技法
1語
傾聴
→
傾聴は、相手のペースを尊重し、うなずき・相づち・視線・沈黙の活用などを通じて『あなたの話を聴いている』という姿勢を伝え、安心して語れる関係を…
共感と同情の区別
1語
共感
→
共感とは、相手の感情をその人の立場から理解しようとしつつ、援助者自身は感情に飲み込まれずに冷静さを保つ態度であり、ともに落ち込む同情とは明確…
受容の定義
1語
受容
→
受容とは、利用者の言動の善悪を判断する前に、その人のありのままの感情や価値観を一人の人として受け止める援助者の態度であり、信頼関係(ラポール…
自己覚知の意味
1語
自己覚知
→
自己覚知は、援助者が自分自身の感情の動きや価値観の偏りに気づき、それが利用者への関わりにどう影響するかを意識することで、感情に左右されない専…
開かれた質問
1語
開かれた質問
→
開かれた質問は『どのように』『どんなふうに』などを用いて自由な語りを促し、利用者の思いや背景を広く引き出すのに適し、はい・いいえで答える閉じ…
75歳以上対象の医療保険
1語
後期高齢者医療制度
→
後期高齢者医療制度は、原則として75歳以上の者を対象とする、他からは独立した一つの公的な医療保険の制度である。
介護保険の保険者
1語
市町村および特別区
→
介護保険の保険者は市町村および特別区であり、それぞれの地域の実情に応じて保険を運営する仕組みとなっている。国や都道府県ではなく、住民に最も近…
低所得者の施設負担軽減
1語
特定入所者介護サービス費(補足給付)
→
施設に入所する低所得者を対象に、食費と居住費の自己負担を軽減するために支給される給付である。所得等に応じた負担限度額を設け、限度額を超える分…
元気なうちの後見契約
1語
任意後見制度
→
判断能力が十分なうちに、将来判断能力が低下した場合に備えて自ら選んだ人(任意後見人)と公正証書によって後見の契約を結んでおく制度である。法定…
最低生活費の不足を補う扶助
1語
生活保護制度
→
生活保護制度は世帯の最低生活費に対する不足分を補足性の原理に基づいて補う仕組みであり、介護が必要な場合は介護扶助として費用が支給される。
利用者負担の割合区分
1語
利用者負担割合
→
介護保険サービスの利用者負担は原則として費用の一定割合(原則1割)であり、一定以上の所得がある場合は2割または3割の負担となる仕組みである。
在宅復帰をめざす施設
1語
介護老人保健施設
→
介護老人保健施設(老健)は医療やリハビリテーションを提供し、利用者の在宅復帰をめざすことを目的とした介護保険施設である。
地域の相談窓口
1語
地域包括支援センター
→
市町村が設置し、保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員が配置される高齢者支援の総合相談窓口。介護予防ケアマネジメントや権利擁護、包括的・継続…
地域福祉推進の民間団体
1語
社会福祉協議会
→
社会福祉協議会は、地域福祉の推進を目的として、市町村や都道府県の区域ごとに置かれている民間の非営利の団体である。
月の上限超過分の払戻し
1語
高額介護サービス費
→
一か月に支払った介護保険の利用者負担額が定められた上限額を超えたとき、その超えた分を市町村が払い戻す制度である。低所得者ほど上限額が低く設定…
生活保護前段階の支援制度
1語
生活困窮者自立支援制度
→
生活困窮者自立支援制度は、生活保護に至る前の段階にある生活困窮者を支援し、その自立の促進を図っていくための制度である。
福祉の基本理念
1語
ノーマライゼーション
→
障害のある人もない人も、地域で当たり前(ノーマル)の生活を共に送れる社会を目指す理念。デンマークのバンク-ミケルセンが提唱し、介護・福祉の基…
第2号被保険者の要件
1語
第2号被保険者
→
第2号被保険者は40歳以上65歳未満の医療保険加入者であり、加齢に伴う特定疾病が原因で要介護状態になった場合に限り保険給付を受けられる区分で…
要介護認定の二段階判定
1語
介護認定審査会
→
要介護認定は認定調査に基づく全国共通のコンピュータ判定(一次判定)の後、主治医意見書を加味して介護認定審査会が二次判定を行う二段階の仕組みで…
高齢化に伴う世帯構造の変化
1語
単独世帯・夫婦のみ世帯
→
高齢者のいる世帯では単独世帯(独居)や夫婦のみ世帯が増加しており、同居家族による介護力の低下が社会的な課題となっている。
高齢者と障害者の共通利用
1語
共生型サービス
→
介護保険または障害福祉のいずれかの指定を受けた事業所が、もう一方の制度の利用者も受け入れやすくする特例制度である。高齢者と障害者が同じ場で支…
からだの観察
1語
バイタルサイン
→
体温・脈拍・呼吸・血圧を中心に、生命の状態を示す基本的な指標。異常の早期発見に重要で、日々の観察の基本となる。介護職も測定・観察を行い、変化…
不快な感情の心理的処理
1語
適応機制(防衛機制)
→
適応機制は、受け入れがたい欲求や不安を和らげて心の安定を保つために無意識に働く心理的な仕組みであり、こころのしくみの基本概念である。
便意が起こる仕組み
1語
排便反射
→
便が直腸に達して直腸壁が伸展すると、その刺激が神経を介して伝わり便意が生じ排便反射が起こる。この仕組みを理解することは排泄介助における便意の…
嚥下時の気道防御
1語
喉頭蓋
→
嚥下の瞬間は喉頭が上がり喉頭蓋が気管をふさぐことで、食物を食道へ送り込む。飲み込む際に喉頭が持ち上がり喉頭蓋が気道にふたをするため、食塊は気…
技能の記憶の性質
1語
手続き記憶
→
手続き記憶は身体で覚えた技能の記憶であり言語化しにくく、加齢や認知症の影響を受けても比較的保たれやすい特徴がある。
欲求の段階理論
1語
マズローの欲求階層説
→
マズローは人間の欲求を階層構造として説明し、最も基盤となる生理的欲求の上に、安全の欲求、所属・愛情の欲求、承認の欲求、最上位に自己実現の欲求…
死期が近づく身体変化
1語
死前喘鳴・チアノーゼ等の終末期徴候
→
死期が近づくと食事・水分摂取量が減少し、呼吸リズムの乱れや手足の冷感・チアノーゼなど循環の変化が現れやすくなる。これらは終末期ケアにおいて観…
水晶体の混濁疾患
1語
白内障
→
加齢などで水晶体のたんぱく質が変性して白く濁り、光が散乱するため、視界のかすみ・まぶしさ・かすれが生じる。
発熱初期の対応
1語
悪寒戦慄
→
悪寒戦慄は体温がまだ上がりきっていない発熱初期に生じる震えの症状で、体温を上げようとする生体反応である。この時期は保温して体温上昇を助けるの…
記憶の保持時間区分
1語
短期記憶
→
短期記憶は数十秒程度の保持しかできず、長期記憶のほうがはるかに長く情報を保持できる。両者を混同しないことが重要である。
起立時の血圧変動
1語
起立性低血圧
→
起立性低血圧は、急に立ち上がったときに血圧が低下し、めまいやふらつき、立ちくらみを起こしやすい状態である。
近くが見えにくい変化
1語
老視
→
老視は加齢により水晶体の弾力性が低下し近くの物への焦点調節が難しくなる状態で、明暗の変化への順応にも時間がかかるようになる。老眼とも呼ばれ高…
難聴の分類と特徴
1語
加齢性難聴(感音性難聴)
→
加齢性難聴は主に内耳の有毛細胞の減少による感音性難聴で、高い音や子音から聞き取りにくくなり、語音の聞き分けが低下する。
骨突出部の圧迫障害
1語
褥瘡
→
骨突出部に体重が長く加わると毛細血管が圧迫され組織が虚血に陥り褥瘡となる。低栄養や貧血もリスク因子となるため、体位変換による除圧が予防の要と…
高齢者の感染しやすさ
1語
免疫機能の低下
→
加齢に伴い免疫機能が全般的に衰えるため、高齢者は感染症に罹患しやすく、また罹患した場合に重症化しやすい傾向がある。これは感染予防や早期発見の…
高齢者の栄養不足状態
1語
低栄養
→
食欲低下や噛む力の衰えなどから低栄養に陥りやすく、たんぱく質やエネルギーの確保が重要である。低栄養は筋力低下や免疫低下、フレイルを招くため注…
可逆的な虚弱状態
1語
フレイル
→
加齢により心身の活力が低下した、健康な状態と要介護状態の中間にある可逆性のある虚弱状態。十分な栄養(特にたんぱく質)・適度な運動・人との交流…
幸福な老いの捉え方
1語
サクセスフル・エイジング
→
病気や障害の回避だけでなく、活動の維持と社会への積極的な関与・生きがいを含む幸福な老いを総合的に捉える考え方。社会とのつながりを断つことは望…
知能の二分類
1語
結晶性知能
→
経験や知識に基づき蓄積された能力で、語彙や経験知など高齢期でも比較的維持されやすい知能。対して流動性知能は新奇な情報処理速度や推理力を指し、…
老年期の発達課題
1語
エリクソン
→
エリクソンによれば、老年期の発達課題は自我の統合であり、これまでの人生を意味あるものとして受け入れることで知恵が育まれるとされる。うまくいか…
骨の脆弱化疾患
1語
骨粗鬆症
→
加齢に伴い骨量が減少し骨がもろくなることで、転倒などにより骨折しやすくなる状態。カルシウムやビタミンDの摂取など食事内容が予防に影響するため…
高齢者の脱水傾向
1語
脱水の徴候
→
高齢者は口渇感の低下や体内水分量の減少、腎機能の低下などにより脱水を起こしやすい。口腔の乾燥・尿量減少・元気のなさなどを手がかりに早めの水分…
アルツハイマー型の進行様式
1語
アルツハイマー型認知症
→
近時記憶の障害から発症し、もの忘れが緩やかに進行していくのが典型的な経過である。認知症の中では最も患者数が多いタイプとされ、脳の器質的変化に…
パーキンソン症状伴う認知症
1語
レビー小体型認知症
→
具体的で繰り返し現れる幻視、パーキンソン症状(振戦・筋強剛など)、日や時間帯によって認知機能の状態が変動することを特徴とする認知症で、三大認…
人格変化と常同行動の型
1語
前頭側頭型認知症
→
人格の変化や抑制のきかない言動、同じ行動を繰り返す常同行動などが目立つことを特徴とし、記憶障害が主症状であるアルツハイマー型とは異なり、初期…
急性の意識障害との鑑別
1語
せん妄
→
せん妄は急激に発症し意識が混濁して変動しやすく、脱水・感染・薬剤などの誘因を除去することで改善しうる。認知症と間違われやすいが原因除去で回復…
手術で改善しうる認知症疾患
1語
特発性正常圧水頭症
→
歩行障害・認知機能の低下・尿失禁を三徴とし、手術によって症状の改善が期待できる認知症である。早期発見・早期対応が重要とされる治療可能な原因疾…
本人視点重視のケア理念
1語
パーソン・センタード・ケア
→
認知症ケアにおいて重視される理念で、症状や介護のしやすさを中心に考えるのではなく、その人らしさや本人の視点、心理的ニーズに目を向けて関わるこ…
脳血管障害由来の症状むら
1語
まだら認知症
→
血管性認知症でみられる特徴で、脳血管障害の起こった部位によって障害される機能とされない機能が混在し、できることとできないことに差が生じる状態…
複数専門職の初期訪問支援
1語
認知症初期集中支援チーム
→
医療・介護の複数の専門職で構成され、認知症が疑われる人やその家族の自宅を訪問し、早期の段階から必要な医療・介護につながるよう集中的・包括的な…
認知症の症状
1語
中核症状
→
認知症の症状は、脳の障害が直接の原因で必ず現れる「中核症状」(記憶障害・見当識障害・実行機能障害など)と、性格や環境・心理が影響して現れる「…
認知症支援計画の仕組み
1語
認知症ケアパス
→
認知症の進行状態に応じて、いつ、どこで、どのような医療・介護サービスを受ければよいかを示した支援の流れであり、専門職だけでなく本人や家族も活…
ICFの生活機能分類
1語
ICF(国際生活機能分類)
→
ICFは心身機能・身体構造、活動、参加が、環境因子や個人因子と相互に影響し合うものとして生活機能を総合的に捉える国際的な分類である。
パーキンソン病の症状
1語
パーキンソン病
→
パーキンソン病は振戦(ふるえ)・固縮(筋のこわばり)・無動(動作が遅くなる)・姿勢反射障害の四大運動症状を特徴とする進行性の神経疾患である。
中途障害の心理過程
1語
障害受容
→
中途障害では、ショックや否認、混乱などの段階を経ることがあり、気持ちが行きつ戻りつすることがある。支援者は揺れる気持ちに寄り添う関わりが大切…
仲間による対等な支援
1語
ピアサポート
→
ピアサポートとは、同じ障害や経験をもつ仲間どうしが、体験を分かち合いながら支え合う対等な関係に基づく支援である。専門職による支援とは異なり、…
内部障害の分類概念
1語
内部障害
→
身体障害者福祉法における内部障害は、心臓・腎臓・呼吸器などの内臓の機能障害をいう。外見からわかりにくく、疲れやすいという特徴があり、周囲の理…
合理的配慮の考え方
1語
合理的配慮
→
合理的配慮とは、障害のある人の困りごと(社会的障壁)に応じて、過重な負担にならない範囲でその障壁を取り除く配慮を行うことをいう。
知的障害者への交付証明
1語
療育手帳
→
療育手帳は知的障害があると判定された人に交付され、各種の福祉サービスや支援を受ける際に活用される手帳である。
障害支援区分の指標
1語
障害支援区分
→
障害支援区分は、本人が必要とする支援の度合いを総合的に示す指標であり、区分1から区分6まで段階的に区分される。
頸髄損傷の体温調節
1語
うつ熱
→
頸髄損傷では自律神経障害により発汗や血管の調節が難しくなり、体温調節機能が障害される。そのため高温環境ではうつ熱を起こしやすく、健康管理にお…
高次脳機能障害の症状
1語
高次脳機能障害
→
高次脳機能障害では記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの認知面の症状がみられ、外見からは分かりにくいことが多い。
吸引実施の判断基準
1語
痰の貯留兆候(呼吸音・ゴロつき・SpO2低下)
→
吸引は必要なときのみ行うもので、痰の貯留を示すゴロつきや湿った呼吸音、息苦しさ、SpO2低下などを観察して必要性を判断し、不要な吸引による粘…
急変時の対応原則
1語
実施の中止と状態確認
→
急変や誤嚥が疑われた際は、まず実施中の医療的ケアを中止して呼吸・意識などの状態を確認し、応援を呼んで看護師・医師へ速やかに連絡し、指示に従い…
感染対策の基本
1語
スタンダードプリコーション
→
感染の有無に関わらず、すべての人の血液・体液・分泌物・排泄物・傷のある皮膚・粘膜を感染源となりうるものとして扱う基本策(標準予防策)。手指衛…
服薬介助の確認事項
1語
誤薬防止の確認(氏名・薬・時間・量・方法)
→
誤薬を防ぐため対象者・薬剤・時間・用量・用法を確認し、確実に嚥下できたかや服薬後の体調変化まで観察・記録することが求められる。省略は誤薬につ…
経管栄養の体位管理
1語
半座位
→
注入前にチューブの位置や栄養剤の温度・速度を確認したうえで、上半身を起こした半座位などの体位をとることで、栄養剤の逆流や誤嚥を防ぐ。
胃ろう周囲の管理
1語
スキンケア(皮膚観察と清潔保持)
→
ろう孔周囲は感染や皮膚障害を起こしやすいため、皮膚の状態を観察し清潔を保つ。もれ・発赤・出血などの異常があれば速やかに看護職へ報告する。
酸素飽和度の測定機器
1語
パルスオキシメータ
→
パルスオキシメータは動脈血の酸素飽和度(SpO2)の目安を示す機器で、呼吸回数・呼吸様式・顔色とあわせて呼吸状態を把握する重要な観察指標とな…
事故予防の仕組み
1語
ヒヤリ・ハット
→
重大事故の背後には多くの軽微な事例があるとされ、これらを報告・記録・分析して原因を共有し対策を講じることが、事故予防と安全文化の醸成につなが…
介護福祉士の法的義務
1語
誠実義務
→
社会福祉士及び介護福祉士法に定められ、介護福祉士は利用者の立場に立って誠実に業務を行わなければならず、あわせて信用を傷つける行為(信用失墜行…
地域完結型の支援体制
1語
地域包括ケアシステム
→
高齢者が住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられるよう、医療・介護・予防・生活支援・住まいが一体的に提供される仕組みであり、市町村が地域の実…
多職種の役割分担
1語
チームアプローチ(多職種連携)
→
介護におけるチームアプローチ。各職種がそれぞれの専門性を活かして役割を分担し、情報を共有しながら利用者を支えることが基本となる。
感染対策の土台
1語
標準予防策
→
感染対策は標準予防策を土台に、手指衛生・環境整備・体調管理・発生時の対応手順などを施設全体で平時から整え、職員間で情報共有しながら組織的に取…
腰への負担軽減技術
1語
ボディメカニクス
→
腰痛予防には重心を低くし対象に近づく等のボディメカニクスの活用、リフトなど福祉用具の使用、複数人での介助により、一人の腰にかかる負担を分散・…
自立支援の基本視点
1語
残存能力(できる力)
→
自立を支える介護では本人の『できる力』に着目し、できることは自分で行ってもらいながら必要な部分を支えることが基本で、過介助を避け能力維持と生…
情報引継ぎの仕組み
1語
申し送り
→
利用者の状態変化や注意点を切れ目なく引き継ぐ仕組み。事実と推測を分けて正確・簡潔に伝え、必要事項を記録とともに漏れなく共有することがケアの継…
援助関係の境界設定
1語
専門的距離
→
援助関係では利用者の利益を中心に据える必要がある。援助者が自分の家庭や金銭事情を一方的に打ち明けることは役割・境界を逸脱し、利用者に負担や混…
言語障害への対応
2語
構音障害
→
発音が不明瞭になるが言語の理解や思考は保たれていることが多い。静かな環境で焦らず聞き、聞き取れない部分は確認しながら、必要に応じ文字や合図も…
失語症
→
言葉の表出や理解に困難が生じるが知的能力の障害ではない。短く簡単な言葉に加え絵・写真・身ぶり・選択肢の提示を活用し、先回りせず十分に時間をか…
認知症の声かけ配慮
1語
認知症の人への声かけ
→
認知症のある人には、正面から視線を合わせ、穏やかな表情と声で、短く具体的な言葉を一つずつ伝えることで理解しやすくなり、せかさず安心感を与える…
面接技法の質問区分
1語
閉じられた質問
→
回答が「はい・いいえ」や具体的事実に限定される質問技法。痛みの有無や食事摂取の確認など、事実確認や状態把握を素早く正確に行いたいとき、自由に…
ノロウイルスの消毒法
1語
ノロウイルス
→
ノロウイルスによる感染性胃腸炎はアルコール消毒が効きにくいため、嘔吐物は使い捨て手袋等を着用して処理し、次亜塩素酸ナトリウムで消毒することが…
三動作歩行の順序
1語
三動作歩行
→
杖は健側の手で持ち、杖→患側の足→健側の足の順で進めるのが基本の歩行パターンで、三動作歩行と呼ばれる。片麻痺者の安定した歩行を支える基本技術…
安静のリスク
1語
廃用症候群
→
過度の安静や活動不足が続くことで、筋力低下・関節拘縮・褥瘡・意欲低下などが生じる状態。「使わないこと」が原因なので、離床や適度な活動で予防す…
感染予防の基本原則
1語
標準予防策(スタンダードプリコーション)
→
血液・体液・分泌物・排泄物はすべて感染の可能性があるものとして扱う考え方で、手袋やマスクなどの防護具を用いて感染経路を遮断する介護現場の基本…
時計文字盤の食事案内法
1語
クロックポジション
→
クロックポジションとは、食器の位置を時計の文字盤に見立て、6時にご飯、3時に主菜があるなどと伝えていく方法であり、視覚障害のある利用者への食…
更衣介助の基本原則
1語
脱健着患
→
片麻痺のある人の更衣介助では、脱ぐときは健側(動く方)から、着るときは患側(麻痺側)から行うのが基本である。これにより患側の負担や痛みを避け…
杖歩行の順序
1語
三動作歩行(杖→患側→健側)
→
片麻痺のある人の杖歩行は、健側の手で杖を持ち、杖→患側の足→健側の足の順に進める三動作歩行が基本であり、安定した支持基底面を保てる。
段差昇降の車いす操作
1語
ティッピングレバー
→
段差を上がるときは車いす後方のティッピングレバーを足で踏んで前輪(キャスター)を持ち上げ、前輪を段に乗せてから後輪を乗せて越えるのが基本操作…
片麻痺の着脱介助
1語
脱健着患(健側から脱ぐ)
→
片麻痺のある人の更衣介助は『脱健着患』が原則で、脱ぐときは健側(左)から、着るときは患側(右)から行う。患側に負担や痛みをかけずに介助できる…
義歯の手入れ方法
1語
義歯用ブラシ洗浄・浸漬保管
→
義歯は研磨剤を含まない義歯用ブラシで流水下に洗浄し、乾燥による変形を防ぐため夜間は水や義歯洗浄剤に浸して保管するのが基本である。誤嚥性肺炎予…
義歯の洗浄方法
1語
義歯用ブラシ
→
義歯は研磨剤を含まない義歯用ブラシで流水下にて洗浄する。一般の歯磨剤は研磨剤を含み傷をつけるため使用しない。夜間は乾燥変形を防ぐため水や義歯…
衣類の洗濯絵表示
1語
手洗い表示
→
洗い桶に手を入れた記号は手洗い処理を意味し、洗濯機による機械洗いを避けるべき衣類であることを示す洗濯表示である。
部分浴のメリット
1語
手浴・足浴(部分浴)
→
全身浴が難しい利用者に対する手浴・足浴などの部分浴は、循環器への負担が小さく、保温・血行促進・安楽といった効果が十分に期待できる。
部分浴の身体的利点
1語
手浴・足浴(部分浴)
→
全身浴に比べて循環器への負担が小さく、保温・血行促進・安楽といった効果が十分に期待できるため、体力の低い利用者にも適用しやすい入浴代替方法で…
陰部洗浄の拭き取り方向
1語
前から後ろへの一方向清拭
→
女性の陰部洗浄・清拭では、肛門周囲の細菌を尿道へ運ばないよう、前(尿道側)から後ろ(肛門側)へ向かって一方向に拭き取ることが尿路感染予防の基…
食事姿勢の誤嚥予防
1語
前傾・あご引き姿勢
→
座位でやや前傾し軽くあごを引いた姿勢をとると気道が閉じやすくなり、誤嚥を防ぎやすくなる。食事介助における基本的な姿勢調整として重要である。
高齢者の入浴温度
1語
湯温38〜40度・10分前後
→
高齢者は38〜40度程度のぬるめの湯にし、のぼせを招く長湯を避け10分前後を目安に入浴することが安全な入浴介助の基本である。
ケアプランと介護計画の関係
1語
個別援助計画(介護計画)
→
ケアプランは介護支援専門員が総合的な方針を示すもので、介護職はその方針に沿って自らの専門領域における具体的な個別援助計画を立て、アセスメント…
介護過程の一連の流れ
2語
介護過程
→
アセスメントから計画・実施・評価へと進め、経験や勘ではなく根拠に基づいて利用者一人ひとりに合った個別の介護を行う一連の循環的な過程である。
介護過程の展開
→
介護過程は、利用者の情報を集めて生活課題を明らかにし(アセスメント)、目標と支援内容を計画し、実施して評価・修正するという循環であり、経験や…
実施結果の証拠づくり
1語
記録
→
実施した支援や利用者の反応・変化を客観的に残すことで、目標の達成度を評価し計画を見直す根拠となり、チームでの情報共有とケアの継続性を支える資…
情報収集の二側面
1語
アセスメント(情報収集・課題分析)
→
アセスメントは、心身の状態や生活状況といった客観的情報と、本人の希望・思いという主観的情報の両面を収集・分析し、強みも含めて生活課題(ニーズ…
情報収集の分析段階
1語
アセスメント
→
心身の状態や生活状況といった客観的情報と、本人の希望・思いという主観的情報の両面を収集・分析し、強みも含めて生活課題(ニーズ)を見いだす過程…
支援後の確認作業
1語
評価
→
設定した目標がどの程度達成されたか、支援が効果的だったかを確かめ、必要に応じて計画を修正し、次の支援につなげる介護過程の循環の要となる段階で…
総合方針との階層関係
1語
個別援助計画
→
介護支援専門員が作成するケアプラン(居宅サービス計画)の方針を踏まえ、介護職が自らの専門領域で作成する具体的な支援計画で、これに基づき介護過…
表出要望との違い
1語
生活課題(ニーズ)
→
本人の訴え(主訴)だけでなく、その背景にある事情や本人が気づいていない潜在的ニーズも含めて、生活全体から捉えるべき課題のことをいう。
訴えの奥にある潜在ニーズ
1語
潜在的ニーズ
→
生活課題(ニーズ)の抽出では、本人の訴え(主訴)だけでなく、その背景にある要因や本人が言葉にしていない潜在的なニーズ、望む生活や強みも踏まえ…