専門職倫理
介護福祉士「利用者本位」の問題
【事例】Eさん(85歳・女性)はデイサービスを利用している。職員は忙しく、Eさんが自分でゆっくり食事をしたいと希望しているのに、時間内に終わらせようと毎回すべて介助で食べさせている。この対応の問題点として、最も適切なものは次のうちどれか。
1業務の効率を優先するあまり、本人の意向や自分で食べる力を尊重できていない点が問題である。
2全介助で食べさせること自体には問題がなく、毎回時間どおりに終えられている点はむしろ望ましいといえる。
3Eさんが希望を述べること自体が問題であり、職員の進め方に合わせてもらうべきである。
4食事の介助は誰が行っても同じなので、本人の希望や食べ方を考える必要はないといえる。
5時間を守ることが最優先であり、本人の意向より業務の都合を通すのが適切な対応である。
正解
1.業務の効率を優先するあまり、本人の意向や自分で食べる力を尊重できていない点が問題である。
利用者本位の介護では本人の意向と残存能力の尊重が基本であり、効率のために希望を無視して全介助にするのは自己決定と自立を損なう不適切な対応にあたる。
?選択肢ごとの解説
1 ○利用者本位の介護では本人の意向と残存能力の尊重が基本であり、効率のために希望を無視して全介助にするのは自己決定と自立を損なう不適切な対応にあたる。
2 ×効率よく終えられても本人の意向と力を無視しており、望ましいとはいえない。
3 ×希望を述べることは当然の権利で、それを問題視するのは利用者本位に反する。
4 ×誰が行っても同じではなく、本人の希望と食べ方を尊重する必要がある。
5 ×業務の都合を本人の意向より優先するのは、専門職倫理に反する対応である。
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